シンポジウム概要

あなたは、そして、地球社会は本当の意味での豊かさ、幸せを得られているでしょうか。20世紀は「デザインの世紀」、21世紀は「環境の世紀」といわれています。科学技術の進歩でその多くがデザイン、生産され、便利になった一方、環境破壊、資源枯渇に代表される深刻な問題に悩まされ、地球温暖化を代表とする新たな矛盾を多く抱えています。本来、デザインは物質的な価値とともに、精神的な価値も高めるものです。しかしながら、今日のデザインは、持続可能な社会を導く環境問題や安全安心問題への有効なアイデアを打ち出せないのが現状です。

その中で注目されているのがサステイナブル・デザインというものです。単なる技術やエネルギーだけでなく都市や歴史・伝統を視野に入れて、環境やサステイナビリティ(持続可能性)の諸問題の必要性を追求するもので、21世紀の課題は、このサステイナブル・デザインを通して、多分野・異分野の知恵や考え方を統合することにあるといわれています。サステイナブル・デザインを追求する企業は「アート・カンパニー」とも言われ、個人のライフスタイルや社会的価値観にも大きく関わってきます。

本シンポジウムでは、持続可能社会の鍵を握るといわれるデザインの視点からサステイナビリティを考えます世界的に活躍されるパブリックアートの巨匠で、六本木ヒルズで新しい美術館のあり方を世界へ発信する南條史生森美術館館長、グローバル企業からはトヨタ自動車株式会社の高遠秀典グローバルデザイン統括部担当部長、株式会社本田技術研究所の海老澤伸樹常務執行役員、ヤマハ株式会社の川田学デザイン研究所所長、また、経済産業省の細野哲弘製造産業局長、洞爺湖サミットで総合企画・プロデュースを手がけた竹村真一京都造形芸術大学教授ら、日本を代表するデザイナー、アーティスト、研究者、政策決定者など専門家をお迎え致します。3つの分野(エコロジー・エコテック、安全安心、伝統・歴史)を意識しながら、機能主義・普遍主義を優先した20世紀のデザインが本当に人や環境に快適さや幸せをもたらしたか。「21世紀の新しいデザインとは」―。そのグランドデザインを皆様と考え、提唱していきたいと思っております。

プレスリリース(報道資料)

報道関係各位

2009年2月4日

−シンポジウム開催への取材ご案内−
(開催概要)

平素はご高配を承り、誠にありがとうございます。大阪大学サステイナビリティ・サイエンス研究機構(RISS)では、2月28日にシンポジウム「持続可能なデザインとは―環境、安全安心、人や伝統からのアプローチ」〜More with less;A Transition toward Sustainable Design〜を開催いたします。

20世紀は「デザインの世紀」、21世紀は「環境の世紀」といわれています。科学技術の進歩でその多くがデザイン、生産された一方、環境破壊に代表される深刻な問題に悩まされ、地球温暖化など新たな矛盾を多く抱えています。本来、デザインは物質的な価値だけでなく、精神的な価値も高めるものです。しかしながら、今日のデザインは、持続可能な社会を導く環境問題や安全安心問題への有効なアイデアを打ち出せないのが現状です。

そこで国際的に注目されているのがサステイナブル(持続可能な)・デザインというものです。単なる技術やエネルギーだけでなく都市や歴史・伝統を視野に入れ、環境やサステイナビリティ(持続可能性)の必要性を追求するもので、21世紀の課題は、このサステイナブル・デザインを通して、多分野・異分野の知恵や考え方を統合することにあるといわれています。
シンポジウムでは、持続可能社会の鍵を握るといわれるデザインの視点からサステイナビリティを考えます。パブリックアートの巨匠で、六本木ヒルズで新しい美術館のあり方を世界へ発信する南條史生・森美術館館長、グローバル企業からはトヨタ自動車、本田技術研究所、ヤマハからデザイン部門のトップが、また経済産業省製造産業局長、世界初のマルチメディア地球儀「触れる地球」で知られ、洞爺湖サミットで総合企画・プロデュースを手がけた竹村真一・京都造形大学教授ら、日本を代表するデザイナー、アーティスト、政策決定者、研究者などの専門家をお迎え致します。

3つの分野(環境・環境技術、安全安心、伝統・歴史)を意識しながら、機能主義・普遍主義を優先した20世紀のデザインが本当に人や環境に快適さや幸せをもたらしたか。「21世紀の新しいデザインとは」―。是非、ご取材いただけますよう宜しくお願い申し上げます。

  • 日時 2009年2月28日(土) 13:00−18:00
  • 場所 大阪大学中之島センター(大阪市)10階 佐治敬三メモリアルホール

報道関係(プレス)問い合わせ:大阪大学サステイナビリティ・サイエンス研究機構 末永 恵 特任准教授(総合企画・プロデュース)
電話:06−6879−4150 FAX:06−6875−6271
Eメール:
ホームページ:http://www.riss.osaka-u.ac.jp/jp/index.html

お申し込み・お問い合わせ

RISSシンポジウム 持続可能なデザインとは」開催事務局

〒565-0871 大阪府吹田市山田丘2-1 大阪大学 先端科学イノベーションセンター先導的研究棟6F

申し込み等:事務局
内容詳細等:末永 恵 特任准教授(総合企画・プロデュ―ス)

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