ポストRISS体制について

SDCとSDオンサイト研究センターの新設

 国際社会が直面するサステイナビリティへの課題解決に取り組むため、大阪大学は10月1日、その研究教育機関となる大阪大学サステイナビリティ・デザイン・センター(豊田政男センター長、略称:SDC、全学施設)と、SDCの実践的教育機関としてサステイナビリティ・デザイン・オンサイト研究センター(盛岡通センター長、略称:SDオンサイト研究センター、同大大学院工学研究科附属)を新設した。

 同機関は、文部科学省の科学技術振興調整費戦略的研究拠点育成事業(平成17 年度採択、平成21年度末終了)を実施するサステイナビリティ学連携研究機構(IR3S)の中核メンバーとして、平成18年4月に設立された大阪大学サステイナビリティ・サイエンス研究機構(RISS)を10月1日から補完しながら、平成22年4月以降は、RISSの機能をそれぞれ受け継ぐ形で、継承施設として各業務を本格化させる。

 これを受け、この10月4日から、SDCでは、IR3Sの各大学(東大、京大などの5大学) 間で連携するアジア初の単位互換制によるサステイナビリティ学教育プログラムをスタートさせた。地球温暖化など多岐の分野に及ぶサステイナビリティ学に精通した専門家を育成していく。

一方、SDオンサイト研究センターは、SDCの実践的教育拠点と位置づけられる上、工学技術分野に特化し、産学、社学連携を図る中で、技術開発を推進。サステイナビリティ実現にすることを着地点に、
差し迫る課題に挑戦していく。

Copyright © Osaka University Research Institute for Sustainability Science. All Rights Reserved.